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道内の会寧(フェリョン)市の産業洞(サノプトン)の住民は、近郊の金生(クムセン)協同農場まで毎日通う。会寧穀産工場の従業員は、豊山里(プンサンリ)や五柳里(オリュリ)の協同農場が遠いため、泊まり込んで作業にあたる。

草堆肥の生産には住民全員が駆り出される。市の農村経営委員会が生産量を細かくチェックするので、ワイロでごまかすのは難しくなった。このように年がら年中堆肥の生産に駆り出されているというのに、肥料も食糧も不足している状況に何ら改善は見られない。

北朝鮮は肥料不足の問題を解決して、酸性化した土地を改良するために、毎年様々な生産計画を立てて住民を動員している。草堆肥の生産以外にも腐葉土1トン当たり尿素肥料50キロを作る黒補酸肥料を生産したり、焼いた土を作る焼土生産、「フッカリ」と呼ばれる腐葉土生産などに住民が動員される。

それ以外に、金日成が直接指示した「12種類の下を掘る」キャンペーンも行われる。このキャンペーンは堆肥を集める作業で、「豚の檻の下を掘る」「便所の下を掘る」「オンドルの下を掘る」「ゴミ収集場の下を掘る」など12種類の作業を促すものである。