北朝鮮は3月31日、朝鮮半島における緊張は「徹頭徹尾、米国が生じさせたものである」とする外務省報道官(スポークスマン)談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。
同日からの核安全保障サミット(米国・ワシントンDC)を意識したものとみられる。
談話は、「ブッシュ政権が非核国であったわが共和国を『悪の枢軸』、核先制攻撃の対象に公式指定」し、オバマ政権になってからも大規模な合同軍事演習を続けていると指摘している。
さらに、「米国が、われわれに対して働いている軍事的脅威と敵対行為がわれわれの最高首脳部と『体制転覆』を狙った妄動だということが火を見るより明らかになった」としながら、米国が「われわれの反発を誘導し、緊張激化の責任をわれわれに転嫁しようとしている」と非難。
米国が自主権を侵害すれば、「即時、核戦力を含むすべての手段を動員して無慈悲な懲罰を加え、われわれの自主権と地域の平和と安全に対する脅威を根源的に除去する」と警告している。
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