彼は、金さんが北朝鮮にいた頃に教化所(刑務所)の刑期を短くするなど、様々な便宜を図ってくれた。しかし、韓国に来てから作った携帯電話の番号は教えていなかったため、不振に思いつつも電話に出た金さん。話を聞いてみると「少し援助してくれないか」と訴えられたというのだ。

「北朝鮮では、泣く子も黙る保衛部を勤め上げただけに、プライドも高く、定年後も国からかなりの配給がもらえるはずだ。それにもかかわらず、韓国在住の脱北者に援助を求めるということは、対北朝鮮制裁が国内に深刻な影響を及ぼしつつある証拠だ」(脱北者の金さん)

同様の状況は、同じ咸鏡北道でも比較的、食糧事情がマシな海岸部からも伝わってくる。

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