中国の複数のメディアによると、中国国内で偽造紙幣が出回っているという。一部メディアは、北朝鮮で製造された可能性が高いと報じた。

中国中央テレビ(CCTV)によると、浙江省紹興市の銀行の行員が、2015年に発行された新しいデザインの100人民元(約1730円)紙幣の偽札1枚を発見。新デザインの紙幣の偽札が発見されたのはこれが初めてだという。同テレビは、偽札がどのようなルートで銀行に入金され、どれほど精巧なものなのかは伝えていない。

過去に出回った「北朝鮮製偽札」

中国で偽札は深刻な社会問題となっており、昨年11月12日に発行された新しい100元札は、表面の「100」の数字が角度によって金色に見えたり緑色に見えたりするなど、様々な偽造防止技術が施されている。しかし、今回それが破られた形だ。

人民日報系の環球網は、最近中国で出回っている偽札は北朝鮮で製造された可能性が高いと報じた。北朝鮮製の偽札は、既存の台湾製よりも精巧で、肉眼でも商業用偽札探知機でも識別は非常に難しいという。

北朝鮮製の偽札は、2010年にも発見されたケースがある。同年11月、遼寧省の大連市公安局がホームページで「インターネットで流通している北朝鮮製の偽札にご注意を」というお知らせを出したところ、大連から遥か離れた上海近郊の江蘇省南通市や海門市で北朝鮮製の偽札が発見された。

100元札の偽札は、主に中朝国境地域で大量に出回っていると言われているが、北朝鮮で製造され、観光客や商人の手を通じて国外に流出したものと見られる。

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