人民日報系の環球網は、最近中国で出回っている偽札は北朝鮮で製造された可能性が高いと報じた。北朝鮮製の偽札は、既存の台湾製よりも精巧で、肉眼でも商業用偽札探知機でも識別は非常に難しいという。
北朝鮮製の偽札は、2010年にも発見されたケースがある。同年11月、遼寧省の大連市公安局がホームページで「インターネットで流通している北朝鮮製の偽札にご注意を」というお知らせを出したところ、大連から遥か離れた上海近郊の江蘇省南通市や海門市で北朝鮮製の偽札が発見された。
100元札の偽札は、主に中朝国境地域で大量に出回っていると言われているが、北朝鮮で製造され、観光客や商人の手を通じて国外に流出したものと見られる。