「周りの厳しい視線など気にせずに、中国企業を介して北朝鮮と取引を行っていた韓国の縫製業者も、さすがに最近の空気を無視できなくなった」
韓国縫製業者の撤退の流れに頭を抱えているのは、中国の業者だ。取引を中止する韓国企業が続出し、立ちゆかなくなり廃業する業者が続出している。また、北朝鮮国内の縫製工場も少なからず打撃を受けているようだ。
韓国貿易協会の今年1月の発表によると、北朝鮮が中国に輸出した繊維の額は8億1300万ドルに達するが、その多くが中国企業が原材料を提供し、北朝鮮で生産を行い、中国に輸出したものと見られる。