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北朝鮮の外交官は、本国からの「外貨を稼いで上納せよ」との指示に従い、本来の業務そっちのけでビジネスを行っているが、違法な商取引に手を出して逮捕、または追放される外交官が後を絶たない。

タンザニアは、戦闘機のメンテナンスに関連して北朝鮮の支援を受けるなど、軍事分野を含む様々な交流を行っている友好国だ。一方、タンザニア保健当局が今年2月、インチキ医療に加担していたとして、北朝鮮人の医師を逮捕し、経営する病院の調査に乗り出すなど、いくら友好国といえども、座視できないような違法行為が繰り返されている。

タンザニア以外でも、去年12月にはサイの角の密売容疑で、南アフリカ駐在の北朝鮮外交官が逮捕、追放されている。

バングラデシュではバイアグラの無許可販売、スウェーデンではタバコの大量密輸、ブラジルではキューバ産高級葉巻の密輸など、北朝鮮の外交官による違法行為が後を絶たない。

経済制裁の強化に伴い、合法的な貿易がますます難しくなりつつあることから、このような外交官による違法な商取引がさらに増加することが予想される。