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道内の三水(サムス)郡の三水駅で、金日成氏の肖像画の下に「金正恩ケーセッキ」(犬畜生の意)と毛筆で書かれた落書が発見されたという。

この噂はあっという間に全国に広がった。落書が発見された当日、駅前では新年の行事が行われ、動員された多くの住民が落書を目撃してしまった。また、大規模な集会の開催が、落書事件の話の拡散を後押ししてしまったようだ。

事件の3日後には、地元の堡城文化会館で、1000人以上の住民が動員され「新年の辞を貫徹する忠誠の決意集会」が開かれた。決意集会は、金正恩氏の「新年の辞」について学習し、その達成を誓う集会だったが、参加者は新年の辞には全く興味を寄せず、落書の話でもちきりとなり、結果的に集会が落書事件を拡散する場と化してしまった。