経済制裁の強化に伴い、国内での不安心理や不満が高まりつつある北朝鮮で、核心階層、つまり成分(身分)が最もいいとされる人々を対象に当局が政治教育を強化している。しかし、当の核心階層の人々からも不満が出ていると平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋が伝えた。
この情報筋によると、労働党の平安南道委員会(道党)の会議室に、道内在住の「烈士家族」「戦死者」「朝鮮戦争で殺された民間人の家族」など核心階層に属する数千人が呼びだされて会議が開かれた。
道党の組織指導部と宣伝扇動部が主催した今回の会議では、次のようなことが伝えられた。