そもそもミャンマーには一般的な「韓国レストラン」もあり、味も施設も良く、さらに値段も安い。かつては物珍しさに韓国人客も北レスを訪れたが、昨年11月に駐ミャンマー北朝鮮大使が、米財務省から「大量破壊兵器と関連のある人物」として名指しされて以降、客足は大幅に減ってしまった。また、核とミサイルに関連して、韓国政府は北朝鮮レストランに行くことを自粛するよう勧告を出している。

(参考記事:朴槿恵氏が「北朝鮮ウェイトレス」を危険視している

北レスの新手商法、「花の押し売り」は、今後も売り上げ減少が予想される中、少しでも儲けを確保する狙いがあると見られるが、あまり強引なやり方では、かえって客が逃げてしまいかねないだろう。

一方、中国のデイリーNK対北朝鮮情報筋によると、遼寧省の瀋陽や丹東の北朝鮮レストランは、今のところ営業不振に陥っている様子は見られないが、レストラン幹部は経済制裁の動き次第では客が減ると不安がっている。また、韓国人観光客も、殺伐とした雰囲気のため北朝鮮レストランに寄り付こうとせず、北朝鮮とのビジネスを行っている中国の貿易業者も足が遠のいているとのことだ。

幹部たちは、このままでは毎月の上納金も、朝鮮労働党第7回大会の「忠誠の資金」も収められなくなり、罰として強制的に帰国させられるかもしれないと怯えている。そうなれば政治的生命は終わり、再び国外に出ることはできなくなる。

無理難題を押し付けられたレストランの幹部たちは、飲食業ではなく性産業への業種替えを検討しているとのことだ。

(参考記事:中国の北朝鮮レストランで「強制売春」説が浮上

もちろん、こうした制裁不況に対して、北朝鮮当局が対策を講じるわけではない。

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