北朝鮮の朝鮮中央通信は18日、金正恩第一書記が平壌の錦繍山太陽宮殿と龍興十字路の間に「黎(れい)明通り」を建設することを宣布し、建設における課題を提示したと報じた。

黎明通りの建設を指示する金正恩氏(2016年3月18日付労働新聞より)
黎明通りの建設を指示する金正恩氏(2016年3月18日付労働新聞より)

「グリーン型通りにつくろう」

同通信によると、金正恩氏は、錦繍山太陽宮殿と龍南山を眺めながら「朝鮮革命の黎明が明るむ意義深い所に建設する通りの名を『黎明通り』に命名しよう」と述べた。

また、「黎明通りを21世紀の省エネ型通り、グリーン型通りにつくろうというのが朝鮮労働党の意図である」としながら「照明と暖房問題を太陽電池と地熱、自然採光などで解決し、建物の屋上に温室をつくって建築物のグリーン化を実現するという目標を提起してたたかわなければならない」と語った。

黎明通りの建設を指示する金正恩氏(2016年3月18日付労働新聞より)
黎明通りの建設を指示する金正恩氏(2016年3月18日付労働新聞より)

さらに、「(黎明通りの建設は)われわれの方式で他国にこれ見よがしに豊かに暮らせるということをはっきりと示す政治的契機になる」としながら、「黎明通りの建設は米帝とその追随勢力との熾(し)烈な対決戦である」と述べながら黎明通りを今年中に必ずうち建てなければならないと強調した。

現地には、朝鮮労働党中央委員会副部長の趙甬元(チョ・ヨンウォン)、金与正(キム・ヨジョン)、金昌光(キム・チャンガン)の各氏が同行した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

金正恩元帥が黎明通りの建設を宣布

【平壌3月18日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党第1書記、共和国国防委員会第1委員長、朝鮮人民軍最高司令官の金正恩元帥は、まっしぐらに突き進む白頭山の攻撃精神で敵の反共和国制裁圧殺策動を断固と懲罰し、70日間キャンペーンの徹夜進軍を陣頭に立って指揮する多忙な中で現地へ出向いて錦繍山太陽宮殿と龍興十字路の間に建設される黎(れい)明通りの建設を宣布し、建設において提起される課題を提示した。

金正恩元帥は、金日成主席と金正日総書記が永生の姿で安置されているチュチェの最高の聖地である錦繍山太陽宮殿と金正日総書記が朝鮮を輝かさんという歴史の誓いを立てた龍南山を眺めながら、朝鮮革命の黎明が明るむ意義深い所に建設する通りの名を「黎明通り」に命名しようと述べた。

また、黎明通りの形成案と鳥瞰(かん)図、模型などを見ながら、黎明通りを朝鮮労働党の科学重視、人材重視思想と社会主義朝鮮の威力を力強く誇示する記念碑的建造物に建設するうえで提起される教えを与えた。

そして、黎明通りの建設において基本は金日成総合大学の教育者をはじめ科学者、研究者が住むことになる住宅、託児所、幼稚園、洗濯屋、逓信所などの公共施設とサービス網を立派に建設することであるとし、これとともに金日成総合大学第3号校舎の建設も同時に推し進めなければならないと述べた。

続けて、黎明通りを21世紀の省エネ型通り、グリーン型通りにつくろうというのが朝鮮労働党の意図であるとし、設計および施工単位が住宅と公共施設に必要な照明と暖房問題を太陽電池と地熱、自然採光などで解決し、建物の屋上に温室をつくって建築物のグリーン化を実現するという目標を提起してたたかわなければならないと語った。

金正恩元帥は、朝鮮人民軍最高司令官の命令で未来科学者通りの建設に動員された軍人建設者たちを黎明通りの建設に再び派遣してやるとし、全党的、全国家的、全社会的に黎明通りの建設を積極的に支援し、この事業において内閣と委員会、省・中央機関が先頭に立たなければならないと指示した。

黎明通りの建設は単なる通りの形成ではなく、米帝とその追随勢力のいかなる形の制裁と圧力の中でもより勇猛に立ち上がって世界に向かって果敢に突進する朝鮮の気概、人民の最高理想の実現を目指して前進する朝鮮の姿、われわれがいったん、決心したのはすべてやり遂げることができ、われわれの方式で他国にこれ見よがしに豊かに暮らせるということをはっきりと示す政治的契機になると述べた。

金正恩元帥は、黎明通りの建設は米帝とその追随勢力との熾(し)烈な対決戦であるとし、黎明通りを今年中に必ずうち建てることによってわが軍隊と人民に必勝の信念と楽観を与え、明るい明日を見通して自分のはっきりとした前途を切り開くわれわれの力、世界が知ることもできず、知るはずもないチュチェ朝鮮の必勝不敗の伝統を再度誇示しようと熱烈にアピールした。

朝鮮労働党中央委員会副部長の趙甬元、金與正、金昌光の各氏が同行した。

    関連記事