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「家族の処刑すら厭わないこのキムという若造は、1月の自分の誕生日を4回目の核実験で祝った。数週間後には空にロケットを打ち上げ、世界的な非難と、孤立した国をいっそう孤立させる、さらなる制裁をもたらした。」実はこの記事、真面目な分析というよりヒマつぶし向けのコラムなのだが、正恩氏が核開発や弾道ミサイル発射で国際情勢に影響を与えていること自体は事実だ。

一方、正恩氏のセレブな生活ぶりはつとに知られている。米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、脱北者でかつて金正日氏の警護員を務めてきたイ・ヨングクさんは、スイスのジュネーブで開かれた人権問題をめぐる会合で金一族の豪華生活について証言。正恩氏が全国に大規模な超豪華別荘を14も持っていると述べた。

また、韓国の国家情報院は、正恩氏と李雪主(リ・ソルチュ)夫人が愛用する高級ブランド品の数々を明かしている。

(参考記事:金正恩・李雪主夫妻はブランド好き…最高尊厳カップルは、贅沢も最高級])

正恩氏がこうした贅沢を楽しむための原資は言うまでもなく、祖父・金日成氏と父・金正日氏から受け継いだものだ。そしてその富は国民の犠牲のもとに、そして金塊や違法薬物、バイアグラの密輸など、国際法の蹂躙の上に築かれてきた。

(参考記事:金正恩氏の「バイアグラ資金」が盗まれている])

だが、正恩氏が祖父と父から継承したのは、富だけではない。