一方、「いつでも韓国側の人員を撤収させ、自分たちで運営するための準備をせよ」との金正恩氏の指示はかなり前から出されていたと情報筋は証言する。つまり、工業団地の閉鎖と設備の没収はかなり前から決まっていたのというのだ。

こうした当局のやり方に対して住民は、「契約を一方的に破棄して、財産を没収するのは今に始まったことではない」「これで何回目だ」「恥ずかしい」との反応を示している。

また、北朝鮮の大学生たちは、今回の件に加えて、北朝鮮当局が過去に行った資産没収のことで論争を繰り広げているという。

北朝鮮当局は2003年、国際社会の援助で咸鏡南道の錦湖地区で建設が進められていた軽水炉型原子炉の建設を、完成直前に中断させ、設備と装備を没収、韓国側の人員を全員撤収させた。

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