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北朝鮮の保衛部(秘密警察)には、体制の結束に有利な世論を作る任務を担った「口コミ部署」が存在する。軍、様々な機関の職員、一般住民を対象に、様々な「噂」を拡散させる。同時に、労働党の決定事項や指示をまとめた小冊子を作り、社会全般にばら撒く。

「市場で流れる噂については、たとえどんな小さいことであっても徹底的な調査を行うのが普通だが、なぜか『水爆が戦争を防ぐ』という噂に対しては調査が行われていない。これはつまり、当局が意図的に流したものだからだ」(情報筋)

こうした噂に対して、住民の反応はやはり冷めているという。