「70日間強制募金戦闘」には、北朝鮮に駐在している外国人も参加させられる。黄海道(ファンヘド)で3年間に渡って石材鉱山を営んでいた中国人実業家は語る。

「何か大きな行事がある度に、北朝鮮の合弁相手から『募金に協力して欲しい』と圧力を掛けられる。断れば自分のメンツに傷がつき、どんな目に遭うかわからないのでいやいやながらも募金を払っていたが、額は年間数万元(1万元は約17万5000円)だった」

今回の70日間強制募金戦闘に限らないが、なぜ北朝鮮ではありとあらゆる名目で募金が強制されるのだろうか。それは北朝鮮の抱える構造的な問題のせいだ。

4月1日は、北朝鮮では「税金制度廃止の日」だ。1974年3月21日に最高人民会議法令「税金制度を完全になくすことについて」が発表され、4月1日に世界初の税金のない国になったことを宣言した。

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