北朝鮮で食糧不足が起こる可能性が浮上している。

国連食糧農業機関(FAO)が昨年10月に発表した報告書によると、2015年の北朝鮮の穀物生産量は370万トンで、2014年の430トンより60万トンの減少。韓国の農村振興庁も、2014年の480トンから30万トン減少した450トンと推定している。

制裁が食糧不足を引き起こす可能性

FAOの報告書では、北朝鮮が今年外部からの援助や輸入で補うべき食糧不足分は44万トンに達するが、2月初頭までに確保できたのは1万7600トン、必要量の4%に過ぎない。

そのうち、援助物資は8900トン、輸入は8700トンだが、輸入分だけを見ると、昨年同期の2万4500トンより大幅に少ないのが現状だ。その原因は定かではないが、国際制裁の強化に伴い、海外から必要量を確保できず、深刻な食糧不足に陥る可能性がある。

北朝鮮では昨年4月から7月中旬まで続いた日照りや、7月末から8月初めにかけて咸鏡北道(ハムギョンブクト)を襲った集中豪雨のせいで、穀物生産量が減少した。FAOは、北朝鮮を外部からの食糧援助が必要な「食糧不足国家」に指定した。

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