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北朝鮮船舶の多くは、北朝鮮沖や中国近海にいたため、AISの電源を切り、北朝鮮に戻ったものと見られている。同時に多くの船舶がレーダーで探知できなくなったことから、本国、または船会社からAISの電源を切るようにとの指示が出された可能性もある。

国連の決議案で名指しされている、北朝鮮の船舶管理会社「オーシャン・マリタイム・マネージメント」(OMM、遠洋海運管理会社)所属の貨物船「JIN TENG」号に対し、フィリピン政府は、出港禁止措置を取り、制裁決議にもとづいて資産を凍結、船舶を差し押さえた。AISの電源が切られたのは、この措置の後であることを考えると、指示が出された可能性は非常に高い。

同社所属の船舶31籍は、国連加盟国への入港を全面禁止されている。

また、中国の交通省は3日、北朝鮮の「遠洋海運管理会社」所属の船舶31隻をブラックリストに載せ、中国国内の港への停泊、中国水域での航行を確認し、港への進入は許可してはならないとするように緊急指示を出したとロイター通信が伝えている。