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国連安保理は今月2日、「史上最強」とも言われる対北朝鮮制裁決議案を満場一致で採択した。これに先立ち、中国当局は国内の関係各社に「3月1日から北朝鮮産石炭の輸入を中止する」との方針を伝えており、予告通り北朝鮮からの輸入がストップした。

平安北道(ピョンアンブクト)のデイリーNK内部情報筋は「現在、中朝国境の新義州(シニジュ)の税関前には、石炭や精鋼を満載したトラックが立ち往生を余儀なくされている。中国の税関から輸入許可が出ないからだ」と明かした。

海上密輸を仕掛けるも

北朝鮮で鉱山を経営する各外貨稼ぎ会社も、「3月から石炭と精鋼が中国に輸出できなくなる」という話は聞いていたが、当時は半信半疑だった。ところが、本当に輸出できなくなったことから関係者の間では困惑が広がっている。