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こうしたなか、不安がる関係者も出てきた。「輸入禁止」が長期化すれば、鉱物輸出権を独占している軍の外貨稼ぎ会社や、輸出事業を通じて外貨を得ている北朝鮮当局に深刻な影響が出ることは避けられない。

とりわけ、5月に朝鮮労働党第7回大会を控えている金正恩第1書記は、頭を抱え込むような状況になるかもしれない。情報筋は「石炭が輸出できずに、生じた穴を、麻薬の密輸で埋めようとするかもしれない」との分析を示した。

北朝鮮がこのまま資源を中国へ輸出できなければ、鉱山労働者にも深刻な影響を及ぼす。鉱山を経営する外貨稼ぎ会社の業績が悪化し、従業員に給料が払えなくなると、その影響は市場の商人にも及ぶ。そうなれば、金正恩氏への感情が急激に悪化しかねない。