日本を元気にする会代表で参院議員の松田公太氏は、日米安保について「日本はタダ乗りしていて、不公平だ」と言っているトランプ氏が大統領になれば、「集団的自衛権の行使を強く要請してくることもある」と予想している。もっともな懸念である。
そして、集団的自衛権行使の具体的な形として想定されるのは、北朝鮮が開発中の弾道ミサイル潜水艦対策である。集団的自衛権の行使に踏み込むということは、米朝関係が緊張し、金正恩氏がより極端な挑発に走った場合、自衛隊が北朝鮮の潜水艦を先制攻撃すべき状況も生まれかねないということだ。
(参考記事:いずれ来る「自衛隊が北朝鮮の潜水艦を沈める日」)そうなれば当然、北朝鮮からの「核報復」のリスクも高まる。