私は、安倍晋三首相が安保法制の整備や改憲を進めるのは、いずれ起きるかもしれない朝鮮半島有事などの国際紛争に際して米軍の「勝ち馬」に乗り、日本を第2次大戦の「敗戦国」から新たな「戦勝国」に仕立てたいからではないか、と考えている。 とはいえ、まさか自分が戦争指導をすることになる、とまでは予想していないのではないか。戦争の可能性を考えているにしては、情報活動などでの準備がぜんぜん追いついていない。
(参考記事:日本にもいた「凄腕スパイ」の栄光と挫折)(参考記事:自衛隊は絶対に「拉致被害者」を救出できない)
しかし近い将来、本人の意思に関係なく、安倍首相がそうした状況に直面する可能性が出てきた。不動産王のドナルド・トランプ氏が、共和党の米国大統領候補に指名される見込みが高まってきたからだ。