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金正恩第一書記が、「核弾頭」や「先制攻撃」に言及しながら米韓を非難した。北朝鮮メディアは4日、正恩氏が「新型大口径放射砲」の試験発射の現地指導したことを報道。7日から開始予定の米韓合同軍事演習や、国連の対北制裁への反発と見られるが、正恩氏の言葉として「朴槿恵の狂気」と述べるなど、極めて厳しい内容となっている。

(参考記事:金正恩氏「実戦配備した核弾頭を常に準備せよ」

制裁が採択される前週(2月27日)には、金正恩第1書記が対戦車誘導兵器の試射を視察したことを朝鮮中央通信が報じられているなど、米韓合同軍事演習や制裁を意識して真っ向から対決姿勢を打ち出した。

(参考記事:金正恩氏「対戦車ミサイル」試射を指導…「敵は煮たカボチャにすぎない!」

こうしたなか、北朝鮮は、国内に向けても「戦争ムード」をあおり立てている。朝鮮人民軍(北朝鮮)の最高司令部は28日、韓国大統領府と米本土を攻撃対象として明示した「重大声明」を発表。この直後から2日間で150万人に達する党活動家や青年学生らが軍への入隊を志願し、金正恩第1書記は「大きな誇りを覚え、改めて限りない力と勇気を得ました」とする感謝文を送ったという。

(参考記事:北朝鮮軍に大量志願、金正恩氏の「肉弾戦士」になると言うけれど

その裏で、砲兵部隊の軍役経験者に対して、再入隊するような指示が下されたとデイリーNKの内部情報筋が伝えてきた。