人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

北朝鮮の朝鮮中央通信は28日、朝鮮人民軍最高司令部が韓国大統領府と米本土を攻撃対象として明示した「重大声明」を発表(23日)した後、2日間で150万人に達する党活動家や青年学生らが軍への入隊を志願したと報道。これに対し、金正恩第1書記は「大きな誇りを覚え、改めて限りない力と勇気を得ました」とする感謝文を送ったという。

(参考記事:金正恩氏、軍入隊志願者たちへ感謝状…「火の雨で敵の牙城を完全に掃討」

同通信によれば、軍に志願した若者らは米韓との「最終決戦」で、金正恩氏を「決死擁護」する「肉弾戦士になることを決意した」というが、すべてが体制からの押し付けであることは言うまでもない。 入隊志願者の中には、卒業を間近に控えた高校生らも含まれているが、北朝鮮の高校生も今や「草の根資本主義」の中で育った現代っ子である。今ごろ、「やってらんねえ」と言って金正恩氏を無慈悲にこき下ろしているに違いないのだ。

(参考記事:北朝鮮が女子高生を「見せしめ」公開裁判にかけた理由
(参考記事:金正恩センスの制服「ダサ過ぎ、人間の価値下げる」と北朝鮮の高校生

いずれにしても、彼らは高校卒業後に10~13年にも及ぶ兵役に行かなければならないのだが、志願を強制されて困惑しているのはむしろ成人男性たちだろう。