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3日未明、ニューヨークの国連本部で、北朝鮮の第4次核実験と長距離弾道ミサイル発射に対する国連安全保障理事会の新たな対北朝鮮制裁決議案の採決が行われ、全会一致で採択された。

今回の制裁で、最も注目されるのが北朝鮮の中国向け資源輸出に対する制限であり、これは北朝鮮にとって致命的なダメージになる可能性を含んでいることは既に本欄でも指摘している。北朝鮮が地下資源の輸出によって、中国から得られる総額は、韓国が操業を停止した開城工業団地で得られる外貨を大幅に上回るからだ。

(参考記事:中国は本気で金正恩氏を追い詰めるのか

こうした状況からすれば、金正恩体制は極めて不利な立場に追い込まれているように見える。その一方で忘れてならないのは、北朝鮮は制裁下でも核実験と長距離弾道ミサイルの発射実験を強行し続けたという事実だ。