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国連安全保障理事会での対北朝鮮制裁を巡る論議でロシアが米国などへの抵抗を示す中、朝露両国が「蜜月」を強調している。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は1日、「ロシア連邦政府から世界食糧計画を通じて寄贈される食料が2月26日、南浦港に到着した」と報道。続いて「ロシア連邦政府の食糧支援は、両国間の伝統的な友好・協力関係のいっそうの発展に資するだろう」としている。

ロシア国営通信のスプートニクも同日、支援物資の南浦到着を報道。物資の内容は穀物2500トンであり、子供や妊産婦に配給されると説明するとともに、マツェゴラ駐朝ロシア大使らが現地で伝達式に参加した際の写真も掲載した。

支援食糧の伝達後、北朝鮮の児童を抱くマツェゴラ駐朝ロシア大使(同大使館フェイスブックより)
支援食糧の伝達後、北朝鮮の児童を抱くマツェゴラ駐朝ロシア大使(同大使館フェイスブックより)

スプートニクは同日、「朝露蜜月」と題した記事も配信。「ロシアはミネラル鉱物の採掘を条件に、北朝鮮のインフラ現代化と関連したプロジェクトの実施を準備中」であるとした他、北朝鮮の畜産工場の運営にロシア企業が関心を持っており、多用な分野で北朝鮮の労働力誘致を進めていると説明。

今後、ロシア人ビジネスマンに北朝鮮がマルチビザ発給を進めるほか、通信や税制でも強力のための環境づくりが進んでいるとしている。

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ロシアはウクライナ問題などで米国との対立を深める中、北朝鮮の後ろ盾としての役割を鮮明にしている。