北朝鮮の朝鮮中央通信は27日、金正恩第一書記が、新たに開発された対戦車誘導兵器の最終試射を指導したことを報じた。

対戦車誘導兵器の最終試射を指導した金正恩氏(2016年2月27日付労働新聞より)
対戦車誘導兵器の最終試射を指導した金正恩氏(2016年2月27日付労働新聞より)

金正恩氏、試射に大満足して豪快に笑う

同通信によると、金正恩氏は対戦車ミサイルが的確に命中したのを見ながら「射程が世界的に一番長い、命中率においてもまるで狙撃手の小銃で目標を命中するようにとても正確だ、装甲貫通能力と破壊力が驚くべきものだ」と賞賛。大満足して豪快に笑いながら次のように述べたという。

「いくら特殊複合装甲をかぶり、機動力と打撃力において発展したと自慢する敵の戦車、装甲車もわれわれの対戦車誘導兵器の前では煮たカボチャにすぎない」

対戦車誘導兵器の最終試射を指導した金正恩氏(2016年2月27日付労働新聞より)
対戦車誘導兵器の最終試射を指導した金正恩氏(2016年2月27日付労働新聞より)

試射には、朝鮮人民軍の黄炳瑞(ファン・ビョンソ)総政治局長(朝鮮人民軍次帥)、朝鮮人民軍の李明秀(リ・ミョンス)総参謀長(陸軍大将)、人民武力部の尹東絃(ユン・ドンヒョン)副部長(陸軍上将)、朝鮮人民軍総政治局のチョ・ナムジン組織副局長(陸軍中将)、朝鮮労働党中央委員会の趙甬元(チョ・ヨンウォン)、ホン・ヨンチル、金昌光(キム・チャングァン)、キム・ジョンシクの各副部長が同行した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

金正恩最高司令官が新たに開発した対戦車誘導兵器の試射を指導

【平壌2月27日発朝鮮中央通信】金正恩最高司令官の参加の下、朝鮮の国防科学者と軍需部門の労働者が苦心の研究の末に敵の数的・技術的優勢を反故(ほご)にすることのできるもう一つの朝鮮式チュチェの兵器の完成を告げる最終試射を行うことになった。

金正恩最高司令官が、新たに開発した対戦車誘導兵器の試射を現地で指導した。

最高司令官が射撃命令を下すと、ロケット砲弾(※ミサイル)が目標に向かって次々と発射され、的確に命中した。

最高司令官は、見ごたえのある射撃だと述べ、携帯用レーザー誘導対戦車ロケットとしてはわれわれの軍需部門の労働者たちが作り出したこのロケットの射程が世界的に一番長い、命中率においてもまるで狙撃手の小銃で目標を命中するようにとても正確だ、装甲貫通能力と破壊力が驚くべきものだが、いくら特殊複合装甲をかぶり、機動力と打撃力において発展したと自慢する敵の戦車、装甲車もわれわれの対戦車誘導兵器の前では煮たカボチャにすぎないと大きな満足の意を表し、豪快に笑った。

また、この対戦車ロケットには朝鮮労働党の遊撃戦に関する軍事戦略思想が集大成されており、自身が主張する武装装備の精密化・軽量化思想が最も完璧(ぺき)に反映されている、この兵器は非の打ち所のないわが国の現実に適するチュチェの兵器だ、この一つのチュチェの兵器だけを見ても朝鮮労働党の武装装備の精密化・軽量化方針がどんなに正当であるのかが分かると誇りに満ちて述べた。

そして、対戦車誘導兵器の戦闘技術的諸元(しょげん)が朝鮮労働党が提示した目標に確固と到達したとし、今や早く多量ロット生産に入って前線部隊と海岸防御部隊に多層に配備させて有事の際、敵の戦車、装甲車狩り戦を力強く展開しなければならないと教えた。

金正恩最高司令官は、この兵器システムを開発、完成した当該部門の科学者、技術者と軍需工場に朝鮮労働党中央軍事委員会の名義で感謝を贈った。

金正恩最高司令官は、国防科学研究部門とすべての軍需部門の労働者が朝鮮式に、わが国の地形条件とわが軍人の体質に合うチュチェ型の兵器の開発に総力を集中すべきだとし、70日間キャンペーンの期間と今年、軍需工業部門が遂行すべき戦闘的課題を提示した。

朝鮮人民軍の黄炳瑞総政治局長(朝鮮人民軍次帥)、朝鮮人民軍の李明秀総参謀長(陸軍大将)、人民武力部の尹東絃副部長(陸軍上将)、朝鮮人民軍総政治局のチョ・ナムジン組織副局長(陸軍中将)、朝鮮労働党中央委員会の趙甬元、ホン・ヨンチル、金昌光、キム・ジョンシクの各副部長が同行した。

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