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中国が北朝鮮制裁をめぐって、米国と合意に至った。これを受けて、アメリカは大幅に制裁を強化する新しい決議案を理事国に配布。早ければ、今週中に採択される予定だ。

(参考記事:史上最強の制裁決議案…「海上封鎖」に追い込まれる北朝鮮

このなかで、注目されるのが北朝鮮の中国向け資源輸出に対する制限。これは、北朝鮮にとって致命的なダメージになる可能性を含んでいる。

たとえば、韓国は先日、北朝鮮の外貨流入を遮断することを目的に開城工業団地の操業を停止した。同工団を通じて北朝鮮に流れるのは毎年約1億ドル(112億円)の現金だが、一方、北朝鮮の中国向けの地下資源の輸出額は2013年で約2080億円。2014年は15億2000万(約1700億円)ドルと減少したが、いずれも開城工団から得られる収入を大幅に上回る規模だ。

(参考記事:北朝鮮制裁、対中地下資源輸出のブロックが最も効果的

ここにきて、中国が制裁に前向きな姿勢を見せている背景には、年々深まる中朝関係の悪化がある。