北朝鮮では、太陽節(金日成氏の誕生日)、光明星節(金正日氏の誕生日)などの記念日の行事や、大きな政治イベントが開くにあたって「これだけの大成果を得ました!」という報告が欠かせない。その中身は質を伴っていないことが多いが、ともかく形さえ整えばいいのだ。
今年5月に36年ぶりに開かれる朝鮮労働党大会を「革新的成果を持って迎える」ために、各地方には様々なノルマが与えられた。無理な量のノルマで、住民たちは苦しめられている。
転落事故に凍傷まで発生
両江道(リャンガンド)のデイリーNK情報筋によると、現地では水爆実験や衛星発射成功を祝う行事が相次いで行われており、市民全員が出席を求められている。さらに、関連のノルマ達成を迫られており、死亡事故も発生している。