北朝鮮の金正恩第1書記は、住民が飢えに苦しんでいても、豪華な生活を贈っていると元警護員が証言した。

米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、脱北者でかつて金正日氏の警護員を務めてきたイ・ヨングクさんは、2月23日にスイスのジュネーブで開かれた第8回人権と民主主義のためのジュネーブ首脳会談に参加した。

そこでイさんは「金正恩第1書記は、全国に大規模な超豪華別荘を14戸も建て、季節ごとに移動し、水泳や狩猟を楽しんでいる」「指導者として住民をケアしなければならないのに、金正恩氏は個人的な利益だけを追求し、全国に収容所を作り、住民を飢餓、栄養失調、暴行などで死に追いやっている」と述べた。

またイさんは「北朝鮮の政権は、住民の眼と耳を塞いでいるため、庶民はもちろん高級幹部ですら金正恩氏の贅沢三昧の私生活や政治犯収容所の現実を知らずにいる」「そのような事実を人々に知らせるためにも、国際司法裁判所に提訴しなければならない」と述べ、国際社会の支援を訴えた。

イさんは1978年から88年にかけて金正日氏の警護員を務めた。1994年に脱北したが、中国で逮捕され、咸鏡南道(ハムギョンナムド)の耀徳(ヨドク)強制収容所(15号管理所)に5年間収監されていた。出所後に再度脱北し、2000年に韓国にたどり着いた。現在は対北朝鮮NGOの「NKインフォメーション」の代表を務めている。

今回の会議には海外派遣労働者だったイム・イルさん、大学生のパク・ヨンミさん、政治犯収容所の警備隊員だったアン・ミョンチョルも参加し、北朝鮮の人権の実情について語った。

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