中国の邱国洪駐韓大使は23日、韓国最大野党・共に民主党の金鍾仁(キム・ジョンイン)非常対策委員会代表との会談で、米国の「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の在韓米軍への配備について強い反対の意を表し、「(中韓関係が)一瞬にして一つの問題により破壊されかねない」と警告した。聯合ニュースが伝えた。

邱氏はまた、「地域の戦略的なバランスを崩し、冷戦のような対決と軍備競争を招いて緊張を高め、不安を強める悪循環をもたらす」と米韓を批判。北朝鮮の核・ミサイル実験を受けた国連安全保障理事会の制裁論議にも触れ、「THAAD問題がなかったら、すでに新しい決議案が採択されたと思う」とも話した。

中国は、THAADのレーダーが自国領内に及ぶのを警戒している。韓国はこれまで、最大の貿易相手国である中国を怒らせるまいと、THAAD配備の可能性について公式に議論することは控えていた。

しかし米韓は7日、北朝鮮の4回目の核実験と長距離弾道ミサイル発射を受け、THAADの韓国配備に関する協議を始めることを表明。中国政府は即日、韓国の金章洙(キム・ジャンス)駐中国大使を呼び出して抗議していた。