拡大会議には、金正恩第1書記を筆頭に、党中央の部長、人民軍党委員会委員、内閣、道、市、郡の党責任秘書など6000人が参加。しかし、なぜか一部の参加者は会議の趣旨を知らないまま参加していたという。
そして会議の最中、いきなり蒼光(チャングヮン)保安署(金正恩の護衛警察)の要員数人が突然踏み込んできた。蒼光保安署は蒼光保衛部と並び、朝鮮労働党の中枢機関である組織指導部直属の治安組織だ。
保安員は、次のように命令した。
「反党反革命分子、李永吉を逮捕しなさい」
「軍は党に対して不満をもっていた」
命令が下るや、保安員は一般席の最前列に座っていた李永吉氏をはじめ複数の軍最高幹部を緊急逮捕し、連行した。その様子に会議場の空気は凍りついたという。
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