国連安全保障理事会(安保理)は、7日に行われた北朝鮮の弾道ミサイル技術を利用したロケット発射を強く非難する声明を出した。
安保理は7日午前11時(現地時間)、ニューヨークの国連本部で、北朝鮮の長距離ロケット発射と対応策を議論するための緊急会合を開き、北朝鮮を非難する声明を全会一致で採択した。
今回の長距離ロケットの発射が、国際的に批判された核実験からわずか1ヶ月で行われたため、声明採択はほぼ確実と見られていた。声明には安保理常任理事国5カ国に加えて、すべての理事国(15カ国)が賛成した。中国も安保理内の空気を無視できなかったようで、賛成に回った。
安保理は「たとえ衛星発射または宇宙開発と思われる物体を搭載していたとしても、弾道ミサイル技術を利用した発射は、北朝鮮の核兵器搭載システムの開発に寄与した」と非難した。
声明はさらに、新たな制裁決議案の採択を迅速に行う決意を表明した。