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金正恩第一書記の「恐怖政治」は、2016年も続いている。とりわけ、労働党中央と内閣などの上級幹部に対する統制が強まっているとデイリーNKの内部情報筋が伝えてきた。

平安南道(ピョンアンナムド)在住の内部情報筋は語る。

「労働党中央の部長・副部長クラス、または内閣の上級幹部は、一日の事業スケジュールはもちろん、毎日、時間別に本人が現在いる場所を必ず金正恩第一書記に報告しなければならない。また、どこの誰と面談したのか、または寝る前までどのような事業を進めたのかも必ず通知しなければならない。こうしたルールを破ると、即解任される」

位置報告義務、時間報告義務

時間別の位置報告義務は、金正日時代からあったが、金正恩時代に入ってからは、より厳しくなり対象も増えているという。大衆を相手にする地位にある彼らは、金正恩氏の監視から逃れられなくなったことになる。