北朝鮮の金正日国防委員長の夫人で、金正男氏の母親である成恵琳(ソン・ヘリム)氏の墓が、初めて写真で確認された。
元々成恵琳氏は、金日成総合大学の研究者、李平(リ・ピョン)氏の妻だった。李平のち父親は、著名なプロレタリア作家の李箕永(リ・ギヨン)氏だ。成恵琳氏の義弟にあたる人が、韓国でもよく知られた北朝鮮の亜太平和委員会のリ・ジョンヒョク氏だ。
金正日氏とリ・ジョンヒョク氏は金日成総合大学の同期だった。金正日氏は友人の兄嫁を誘惑して、こっそりと連れて来て暮らすようになったのである。金正日氏が成恵琳氏と同棲していたことは、父の金日成主席もしばらく気づかなかった。
28日付の東亜日報は、モスクワ郊外にある成恵琳氏の墓を探し出して写真付きで報じた。成恵琳氏の墓石の写真がメディアに公開されたのは、今回が初めてだ。