韓国の聯合ニュースによると、人権団体は、この協定が締結されると、北朝鮮国民を審査なしに強制送還する根拠となり、送還された人は労働教化刑や、死刑に処されると懸念を示している。
また、ロシア政府はジュネーブ難民協定に基づき、本人の同意なしには強制送還しないとしているが、それが守られるかは未知数だと指摘している。
この男性は、17歳だった1997年に脱北し、中国で10年間息を潜めて暮らしていたが、カザフスタンとの国境付近で中国の国境警備隊に逮捕され、北朝鮮に強制送還された。労働教化所に収監されたが、再脱北し、2013年にアムール地方からロシアに入国している。