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当局のプロパガンダを信じた人、以前住んでいた家を売り払った人を中心に入居が進んだが、大寒波が到来し、住民の凍死が心配される有様となっている。

平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋によると、未来科学者通りのマンションのうち、金正恩氏が視察を行った部屋だけはインテリアも完璧に仕上げられているが、他は内装工事が終わっていない状況だ。そのため、部屋には暖房がない。

暖房は、近隣の工場から供給された温水が床下のパイプを流れて部屋を暖めるセントラルヒーティング方式だ。ところが、この設備が整っていないというものだ。部屋は冷凍庫のように寒く、未入居の部屋の中には凍りついているところも多いという。

弱り目にたたり目で、15年ぶりと言われる大寒波がやってきた。韓国の気象庁によると、1月24日の平壌の最低気温は氷点下18.2度を記録し、市内を流れる大同江は完全に氷結している。