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無料教育を建前にしている北朝鮮で、学業を放棄する学生が続出しているという。背景には、慢性的な経済難だけでなく北朝鮮独特の歪な学校運営があった。

北朝鮮の義務教育は12年間で、教育にかかる費用は制服代から教材費まで何から何まですべてタダ、というのが北朝鮮の自慢である。しかし、その内実は親がほぼ強制的に負担させられている。制服ひとつとっても、配給が止まったり無料から有料になったりと、制度がコロコロ変わっている。

ちなみに、金正恩第1書記は昨年2月、青少年のハートをつかむためか「金正恩プロデュース」の制服を支給すると大々的に宣伝したが、イマドキの北朝鮮学生からは、「ダサい。人間の価値が下がる」などと、無慈悲にこき下ろされる始末だ。

(参考記事:金正恩センスの制服「ダサ過ぎ、人間の価値下げる」と北朝鮮の高校生

この時期、北朝鮮は酷寒に見舞われるため、「暖房費」が学校から要求される。それすら出す余裕がない家庭の子どもたちは、冬休み返上で山に登り、薪集めをしなければならない。クラス単位のノルマもあるが、達成できないと教師からは「いつ持ってくるんだ」と叱責を受ける。