貧しい子どもたちは教師から「いつ持ってくるんだ」と叱責を受ける一方、金持ちの子どもにとっては大した額ではないため、現物の代わりに現金で支払い「優等生」扱いしてもらえるという。
別の情報筋によると、学校運営費、様々な社会支援金などの名目で徴収される額は、生徒1人あたり1ヶ月2万北朝鮮ウォン(約300円)。コメ4キロ分に相当する額だ。出せなければひどい扱いを受けるため、それに耐えられず学校をやめる子どもたちもいるという。
例えば、清津(チョンジン)市松坪(ソンピョン)区域の初級中学校では、生徒1人あたり1立方メートルの薪を持ってくるように言っている。これは、60センチの薪30本に相当する量だ。これを現物、またはそれに相当する額、中国人民元で150元(約2690円)を現金で納めなければならない。これはコメ39キロ分と、かなりの負担だ。