北朝鮮に寒波が押し寄せている。朝鮮中央テレビの1月20日の天気予報によると、中朝国境の恵山(ヘサン)の最低気温は氷点下30度、最高気温は氷点下14度。比較的、東海岸の元山(ウォンサン)でも朝は氷点下11度だ。一時的に寒さは和らいだものの、週末からは厳しい寒さが訪れると予想されている。
そんななか、北朝鮮の市場で売れているのが冬物衣類、特に綿入りの靴やジャケット、ダウンジャケットだ。商売や動員などで、外出も多く防寒具は欠かせない。
ある北朝鮮の住民によると、外出時には靴下を履いてビニール袋をかぶせた上に、綿入りの靴を履いて、足元の防寒対策を徹底するという。それでも市場で一日中立っていると、足が凍えてじっとしていられないほど寒いという。