諜報からはじまってテロや要人暗殺などの工作を行う北朝鮮の対外工作機関「偵察総局」のトップである金英哲(キム・ヨンチョル)偵察総局長が、朝鮮労働党統一戦線部の部長に就任したとデイリーNKの内部情報筋が伝えてきた。現時点では、公式には確認されておらず事実は不明だが、その背景に注目される。

平安南道(ピョンアンナムド)の情報筋は、「つい最近まで偵察総局長を務めてきた金英哲氏が、突然統一戦線部に異動になった。交通事故で亡くなった金養建(キム・ヤンゴン)氏が担ってきた対韓国業務を引き継ぐ形だ。確認はされていないが、事実上統一戦線部の部長に昇進したものと見るべきだろう」と述べた。

金英哲氏は、朝鮮労働党中央での勤務経験はない軍人だ。しかし、2004年の南北将校級会談では、北朝鮮の主席代表を務めるなど、10年以上に渡って対韓国事業の経験を積んできたこともあり、金正恩第1書記が、金養建氏の後継者に選んだものと見られる。