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変態性欲スキャンダルの醜聞に塗れた崔氏のような人物が、金正恩体制を支える象徴的な存在であること自体が、歪な北朝鮮独裁体制をよく象徴しているが、同時にこうしたスキャンダルを生み出すようなシステムが、北朝鮮にあることを指摘しておかなければならない。

北朝鮮には最高権力の私生活に深く関わる「5課処女」という、謎のセクションが存在する。一般的に「喜び組」と称される女性集団は、北朝鮮では「5課処女」といわれ、そのなかには、さらに最高指導層の「夜の生活」に携わる集団があることも暴露されている。

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そして、5課処女という制度を確立させたのは、崔氏の盟友であり金正恩氏の父親である故金正日氏だ。正日氏は、地方を現地指導した際に、美貌の女性に対してセクハラまがいの行為と甘い言葉で、5課の話をもちかけたことがあるほど、彼にとっても5課処女は、特別な意味を持っていたようだ。

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