今月20日からスイスで開かれる世界経済フォーラム(ダボス会議)に北朝鮮の李洙墉(リ・スヨン)外相が出席するといわれていたが、同会議の組織委員会が核実験を理由に招待を取りやめた。

北朝鮮代表がダボス会議に出席すれば、1998年以来の18年ぶりということもあり、注目されていたが、核実験の余波がここにも及んだ形だ。

AP通信などによると、スイスのジュネーブに本部を置くWEFは声明を通じて「昨年は、北朝鮮が国際社会の対話に参加する機会になりうる動きがあったことから、北に招待状を送ったが、先週に核実験をおこなっただめに、招請できなくなった」と述べた。

一方、北朝鮮はダボス会議の対応を非難した。

北朝鮮の朝鮮中央通信は14日、ジュネーブ国連事務局、国際機構に駐在する北朝鮮代表が世界経済フォーラム経営局長に抗議の手紙を送った記事を配信。手紙は「(招請取り消しは)国際機構としての初歩的な公正さと原則まで喪失したきわめて不穏当な行為である」と指摘したという。

朝鮮中央通信の報道全文は次の通り。

ジュネーブ国連事務局および国際機構駐在朝鮮常任代表が世界経済フォーラム経営局長に手紙

【平壌1月14日発朝鮮中央通信】朝鮮代表団の世界経済フォーラム年次会議の参加が取り消されたことに関連して14日、ジュネーブ国連事務局および国際機構駐在朝鮮常任代表が世界経済フォーラムの経営局長に手紙を送った。

手紙は、すでに計画されていた朝鮮民主主義人民共和国代表団のダボス世界経済フォーラムの参加がフォーラム側の不意的で無責任な行為によって取り消されたことに関連して深刻な懸念を表した。

また、朝鮮代表団が機構側の重なる要請を考慮して世界経済フォーラムに参加することにし、その機会に朝鮮での経済発展状況を紹介し、世界各国との友好的で互恵的な経済協力を促すことを希望したが、フォーラム側は経済問題を論議する国際機構としての性格と体裁にふさわしくなく不当な政治的理由を口実にして代表団のフォーラム参加を一方的に取り消す行為を働いたと指摘した。

そして、フォーラム側の行為は共和国に対する極端な敵視政策に執着している一部の勢力の策動に便乗することで、国際機構としての初歩的な公正さと原則まで喪失したきわめて不穏当な行為であるということについて指摘した。

手紙は、尊厳ある主権国家であり、北東アジアの堂々たる経済実体である共和国を相手に取られた非友好的な措置の結果について、フォーラム側は当然な責任を負うべきであろうと強調した。

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