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列車の乗客に対する検問が強化されている。国境地帯に向かう平羅(ピョンラ)線の厚倉(フチャン)駅、咸北(ハムブク)線の古茂山(コムサン)駅では、列車が1時間も停められて、検問が行われる。係員は乗客に対して暴言を吐きつつ検査を行い、ポケットの中まで探るので、乗客の間で不満が高まっている。

一方、携帯電話を使った中国との通話に対しては、保衛部が強力な妨害電波を発射しているため、携帯電話が通じなくなっている。これは、中国に電話をかけてから川を渡って脱北することが多いためだ。

中国側でも国境警備が強化されている。警備車両や軍用犬を連れた警備兵が頻繁に行き交っているため、非常に殺伐とした雰囲気になっているという。