韓国政府は7日、拡声器による対北朝鮮宣伝放送を全面的に再開することを決定した。
韓国青瓦台(大統領府)のチョ・テヨン国家安保室第1次長は、同日の記者会見を通じて「8日正午から、対北朝鮮拡声器放送を全面的に再開することを決定した」と発表した。
韓国は今年8月、北朝鮮が埋設したと見られる地雷の爆発によって、韓国人兵士2人が負傷した際、報復として11年ぶりの対北放送を再開したが、その後の南北合意により中断していた。
8月の放送再開時、北朝鮮は拡声器を狙って2度の砲撃を加えるなど敏感に反応していることから、今回も強い反発が予想される。