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平安北道(ピョンアンブクト)の内部情報筋によると、最近韓国製の壁紙の輸入が増えているという。その多くが、中国の丹東に立ち並ぶ韓国製インテリア用品を扱う店から取り寄せる形を取っている。当局の取り締まりを避けるために、ロゴは外してあるが、見れば韓国製であることはバレバレだ。

朝鮮語の看板を掲げた商店が立ち並ぶ丹東税関そばの前進街
朝鮮語の看板を掲げた商店が立ち並ぶ丹東税関そばの前進街

高級マンションの壁紙は、質感も色合いもいい韓国製の「ポン」という壁紙が人気だ。韓国にはないメーカー名なので、北朝鮮国内での通称と思われるが、とてもソフトで触ると立体感が感じられ、驚きを持って受け止められている。

中国製や北朝鮮製とは異なり、壁に湿気があってもデコボコにならず、色あせもしないという評判が口コミで広がり、さらに人気を呼んでいる。

人気なのは壁紙だけではない。韓流は、北朝鮮のマンションの構造すらも変えつつある。