北朝鮮外務省報道官(スポークスマン)は1日、日本と韓国の両政府が従軍慰安婦問題の決着で妥結したことについて、「徹頭徹尾、国際的正義と被害者らの正当な要求に顔を背けた政治的駆け引きの所産で、絶対に許されない」と批判した。朝鮮中央通信が伝えた。
報道官は、日本と韓国が「うわべだけの『謝罪』と廉価の資金支出で日本の極悪な性奴隷犯罪行為を覆い隠すことにした」と非難。
また、「日本国家が20万人の朝鮮の女性をはじめ世界の諸国の女性らを相手に働いた性奴隷犯罪は国際的な特大型の反人倫犯罪で、その被害者は朝鮮半島の南だけなく北にもおり、他のアジア諸国と欧州にもいる」と指摘している。
報道官はその上で、日本は「反人倫犯罪に対する国家的・法律的責任を認め、すべての被害者が納得できるように徹底した謝罪と賠償をしなければならない」と指摘した。