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高層階フロアの価格が下落するのは、北朝鮮特有のマンション事情がある。

まず、高層マンションといっても、エレベーターの有無で価格が変わってくる。北朝鮮で経済的に余裕のある住民は一戸建てに住むが、一般的な庶民は、マンションの3階から5階を最も好む。夏場は蠅や蚊の被害が少なく、停電でエレベーターが動かなくても、上り下りが比較的楽だからだ。

こうした事情から、南江洞マンションの7階ぐらいまでは、なんとか取引されている。しかし、それ以上の高層フロアになると、急激に不便になるためほぼ売れないのだ。とりわけ、今年に建設されたマンションは、まったく取引されていない。

階下に汚物を…

実は、高層階住民の「ある非常識な行為」のせいで、価格が安くても、入居したがる住民がいないという。