韓国の情報当局は27日、北朝鮮で市場を利用する住民が一日あたり100万人から180万人に達すると推定した。
当局によると、北朝鮮全土の「総合市場」は306個に増え、住民生活を支える基盤として定着しているという。
先日、韓国ソウルで開かれたセミナー「8・25合意以後、南北経済協力の課題と展望」で、総合市場の数は全体で500個以上と推定されていた。情報当局の306個という数字と隔たりがあるが、公認と未公認の二つの市場が存在することが要因と見られる。
北朝鮮には、公認の「総合市場」だけでなく、未公認の「路地商売(コルモクチャン)」が多数存在しており、セミナー報告の500という数字のなかには、未公認の市場が事実上の総合市場として含まれているようだ。