さらに、中国のネットや知識人の間では、人権決議案に反対票を投じたことを批判する声があり、中国政府に北朝鮮の人権問題を批判する陣営に加わって欲しいとの意見があることを紹介しながら、これは国際社会の批判の影響を受けたもので、同国政府がそうした圧力を受けていることを、北朝鮮は理解すべきだと説明した。
先日、モランボン楽団が北京公演を突如中止した「ドタキャン騒動」についても、中国国民の感情に影響を与えたとしながら、突如のキャンセルを暗に批判した。
また「海外からの圧力は必ずしも悪いものではない」とした上で、「中国政府は、西側から人権の概念を取り入れたが、それは中国社会の発展と一体化し、社会に定着した」と伝えたうえで「中国は西側からの圧力に抵抗しつつも、いいものは受け入れ、西洋の思想を中国現代化の材料となり、独特の発展を成し遂げた」と強調。北朝鮮が国際社会の忠告を受け入れ、国際社会からの圧力に対して柔軟な対応を求めた。