北朝鮮は鉱物資源の宝庫だ。韓国統一省の資料によると、経済的価値のある鉱物だけでも140種類に及び、その潜在価値は6984兆ウォン(約720兆円)に達すると言われている。中でも金(ゴールド)は埋蔵量が2000トンにおよぶ。
技術が低く施設の老朽化が著しい上に、新たな鉱山開発の資金が不足しており、外国企業の投資もあまり得られていないため「宝の持ち腐れ」状態となってはいるが、日本を除く世界各国の企業が、「知られざる鉱物大国」北朝鮮の資源を虎視眈々と狙っている。
その北朝鮮で、大規模な金密輸事件が発覚し、多くの容疑者が逮捕されたが、なぜか事実上の無罪判決が下された。その内幕を、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。